ちょっと前まで「政治無関心層」だったワカモノが書いています。
「選挙」について考える
「選挙」に携わっていて、痛切に感ずることがある。
『なんだろう、この一般市民との距離感は…』
毎日うかうか眠れないほどいそがしく準備しているのに、
ぜんぜん巷では選挙なんてどこ吹く風だし、
なんだか自分らだけ大変で、
すごいうわすべりしているんじゃないか…
そもそも「選挙」ってどうしてこうなんだろう。
めちゃくちゃお金かかるし、
労力はもちろん、
資源も、何もかも消耗する。
その割に生産性はまったく無いから、
出ていくばかりで歳入はほとんどない。
当選するかしないかは開票までわかるわけもなく、
まるで大金と大勢の人員と時間を豪快に賭けたばくちだ。
こんなの、ふつうの人が「出よう!」なんてまず思うわけがない。
別次元の話だから、
関心も持ちにくい。
話も複雑で、わかりにくい。
わかりにくさは、そのままとっつきにくさ。
投票率は、前回市議選で51%だという。
それでも、静岡市の政治を動かす代表者は決まってしまう。
一番おかしいと思うのは、
【「選挙」で測られる能力と、「議員」として必要になる能力がちがう】
という矛盾。
「選挙」に強くて当選するからといって、
「議員」として有能なわけでは、必ずしもない。
加えて「議員」としてきちんとできるはずの人も、
いざ「選挙」となるとめっぽう弱い、ということだってありうる。
だって、現職の議員さんは地盤(支持母体)もあるし経験もある。
若いモンが志を胸に新人で立候補したって、もとから不利なのは自明だ。
【議員になれるかなれないかは、「議員」としての資質・能力がどれだけ勝るか】
で勝負を決めたらいいと思う。
具体的には、
今のような選挙スタイルではなく、
もっと無駄とムラを省いた選挙システム。
たとえば公開討論会を開き、
立候補予定者はそれぞれに対立候補とディスカッションする。
たとえば模擬議会を開催し、
その場での質問や答弁の実演をして審査する。
たとえば日常の情報公開のレベルを調査し、
評価をつける。
…まだまだ言い足りないことはたくさんある気がするが、
このまま眠れないで朝になると街頭演説がフラフラになってしまうので、
今日はここらへんまで。
とにかく最初のテーマは、【選挙】についてです。
●みなさんは現在の選挙スタイルをどう思いますか。
いろいろと不満があるんじゃないでしょうか。
率直なご意見・ご感想をお寄せ下さい。
僕も、いろいろ考えていきたいのです。
22歳 某選対事務局長 t。